禮樂堂の創建者、笹森順造先生の生誕百三十五年を祝して、2022年11月12日(土)、リーガロイヤルホテル東京にて、記念式典を開催しました。
当日は古武道界でご活躍の先生方、縁の深い関係の皆様、総勢76名の皆様にご参会いただき、盛大に催されました。お忙しい中会にお越しいただきました皆様、ありがとうございました。
「笹森順造先生 生誕135周年記念誌」について
笹森順造先生が1886(明治19)年5月18日に生を受けられてから2021(令和3)年で135周年を迎えました。
笹森順造直伝兵法白嶺北天会は師の遺徳を偲び、その生涯をたどり数々の功績を顕彰すべくここに記念誌を発刊いたします。
津軽家に縁ある武家の家計に生まれた笹森先生は、幼少時から亡くなるまで武道による心身鍛錬に励み、14歳でキリスト教の洗礼を受けました。
政治を志し、早稲田大学政治経済学部を卒業後、米国へ留学、帰国後は東奥義塾塾長・青山学院院長を務め、教育界において青少年の人材育成に大きく寄与しました。
その間、小野派一刀流の同統を継承し、併せて神夢想林崎流・直元流大長刀術・渋川流十手術を修め、生涯にわたり4流の伝承に努めました。
戦後最初の国政選挙に当選すると、衆・参両議員で国務大臣等の要職を務め日本国のために大きく貢献しました。
連合国軍総司令部(GHQ)によって禁止された剣道の復活にも尽力しております。
この記念誌を通して明治・大正・昭和の激動の時代を生き抜いた笹森順造という日本人を皆様方のお心にとどめていただけますとありがたく存じます。
年譜の作成にあたりまして「剣道塾長」「剣道大臣」「エラ様を語る」その他先生の自筆原稿から引用し、適宜加筆修正いたしました。
ご多用の中ご寄稿賜りました関係各位に厚く御礼申し上げます。
笹森順造直伝兵法白嶺北天会 生誕135周年記念誌編集委員会
生誕百三十五年記念会の当日の様子は、月刊「秘伝」にも掲載されました。